■一番大切な水分補給

 そして、熱中症対策の基本中の基本、一番大切なのが水分補給だ。前出の渡會氏は医師の立場から、こう語る。

「とにかく、こまめな水分補給が、何よりの熱中症予防になります。若い人はノドの渇きに敏感ですが、中高年や高齢者は気づきにくくなっていて、つい大丈夫だと思ってしまいがちです。外出中はもちろん、仕事中でも自宅でも、ちょっとでもノドが乾いたと感じたら、我慢しないこと。水でもスポーツドリンクでもいいので、こまめに水分をとる習慣をつけてください」

 ちなみに、アルコール類は利尿作用が強いため、むしろ脱水症状になりやすいという。もちろん、水やスポーツドリンク、あるいは水筒なども100円ショップで購入可能。また、最近では、熱中症対策になるアメや梅製品も、バリエーション豊富にそろっている。

「汗をかくと、水分と一緒に塩分も失われていきます。塩分は、体内に水分を保持してくれる働きがあるので、水とともに塩アメなどで塩分の補給も忘れないでください」(前同)

 最後に、前出の多胡氏が、こんな情報を教えてくれた。「35度以上が予想されるときには、気象庁から“高温注意情報”が出されています。さらに今年の7月からは、関東甲信越地方に限り、“熱中症警戒アラート”という新しい情報が発表されることになりました。これは、熱中症を、より一層警戒しなければいけないときに出されるもので、うまくいけば来年以降は全国に展開されます。今年は、この2つを参考に熱中症対策をするとよいでしょう」

 100円ショップをうまく活用して、今年の猛暑を健康体で乗り越えようではありませんか!

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