霜降り明星・粗品がボカロPに転身か、ツボ知り曲にニコ動勢も大歓喜の画像
粗品(霜降り明星)

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、観客を入れた状態でのお笑いライブ開催が困難になっている。さらに、テレビのバラエティ番組の収録も激減したため、多くのお笑いタレントがYouTubeに活路を求め、続々とチャンネルを開設させている。

 その内容はリモートで漫才やコントを披露したり、ゲームや料理などの趣味の中継、また、ひたすら食事している様子を見せるだけなどさまざま。しかしその中で一風変わっているのが、ボカロP(音声合成ソフトのボーカロイドで楽曲を制作し、動画投稿サイトへ投稿する音楽家の俗称)として活動している、霜降り明星粗品(27)だろう。

 霜降り明星は19年7月に「しもふりチューブ」チャンネルを開設。粗品のギャンブルネタや、相方のせいや(27)のマンガ・アニメトークなど、テレビでは見られない多彩な動画を毎日18時に投稿しているが、これとは別に、粗品は単独で「粗品オフィシャル」チャンネルで、ボカロオリジナル曲を投稿しているのだ。

 粗品のボカロPデビュー曲は『ビームが撃てたらいいのに』(feat.初音ミク)で、5月3日に動画をニコニコ動画とYouTubeに投稿。レトロゲームのような8ビットサウンドは、かつて話題になったニコ動のボカロブーム初期の雰囲気を漂わせ、6月23日現在、YouTubeの動画再生回数は150万回に達しそうな勢いだ。

 この楽曲のコメントには「音がチロチロで迫力がない」や「歌詞が意味分からん」などの批判もあったが、多くは「この人昔のニコニコをガチで知ってる人だなって分かる1曲」「この曲って“粗品が作ったからすごい”のではなく、“神曲だと思ったら作ったの粗品やん”だからすごい」「名のある芸人さんがボーカロイド曲を出してくれることによってボカロ界になにかいいことが起こるといいな」などと、好意的な声だった。

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