橋下徹氏、コロナ禍を生きる若者へのメッセージに共感の声が相次ぐの画像
橋下徹氏

 元大阪府知事で元大阪市長の橋下徹氏(50)が、コロナ禍の今を生きる若者たちにメッセージを投げかけ、視聴者から多くの共感の声が寄せられたようだ。

 この発言があったのは、6月21日放送の『林先生の初耳学』(TBS系)でのこと。今回の放送は“熱血課外授業”と題した、19年10月6日放送分を再編集したもので、超名門大学を卒業しながらも定職についていない“高学歴ニート”たちの訴えに、予備校講師でタレントの林修(53)と橋下氏が本気で向き合うという内容だった。

 まず、橋下氏は「僕は仮に今ここで死んだとしても納得して死ねる」と発言。「人生納得した」と思える人はいるかとニートに問いかけ、人生に納得している人は、自分のエネルギーを完全燃焼した人だと訴えた。

 さらに、燃焼できることをつかむチャンスは平等だが、それをつかめる力は人によって差があり、力は行動することで身につけるしかないと続け、自身は31歳の駆け出しの弁護士のとき、ラジオ番組に始めて出演したのが、力をつけるきっかけだったと明かした。

 そして、橋下氏は大阪市長時代、15年の大阪都構想の住民投票で敗れてしまったが、「もうやることはやった、あれ以上は絶対できないことを大阪でやり続けた」と振り返り、目的を達成できなくても「燃焼した」と46歳で感じたと、力強く訴えた。

 そして授業の後、番組は新たに2人へ緊急取材。番組コンシェルジュを務める、女優でモデルの大政絢(29)が「新型コロナウイルスの影響で、若い人たちが内定を取り消されたり、働きたくても働けない人がたくさんいる今、伝えたいことはありますか?」と問いかけた。

 すると、橋下氏は「コロナ禍は若者にとってチャンス」だと言うと、「今まで積み上げてきたものが通用する時代ではなくなる」と予測。コロナ騒動にはマイナス面があるが、「これからの時代はどうなるんだろう」と不安を抱える若者に、「それは違うよ」と言ってあげたいと語った。

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