■獄中からの手紙
会見では石元服役囚が獄中から出した声明文を読み上げる一幕もあった。石元服役囚は手紙で、
「思ってた以上に時間はかかりましたが、それだけやるべきこと、調べることが残されていたということ。前向きにとらえております」
としたうえで、判決については、
「裁判所が正しくジャッジしてくれるはずと信じていましたが、残念ながら実際は結論先ありきで行われた」「裁判に関わった裁判官や検察官にとって真実など、どうでもよかったのでしょう」
とつづられていた。
「なぜ検察はそうした証人尋問や証拠の開示を拒むのか。私の方は何でもオープンに出来るというのに。私は公正、公平な裁判をして欲しいのです」
と強く主張している。
「会見では完全無罪ではなくとも、”ほう助犯(正犯者の犯罪の実行を助ける罪)”にとどまるとして、再審請求をしています。弁護団は石元さんと毎週面会していて、これまで20回以上接見していると、会見終了後に話していました。ドライブレコーダーの件や共謀共同正犯の件など、注目すべき点は多い事件ですね」(社会部記者)
今後の展開に注目したい。