■芸風がリモート収録にフィット

「コロナ禍でバラエティ番組の収録もリモートが主流となったのですが、そんな中にあってフワちゃんは出ずっぱり、と言っていいほどの出演本数でした。収入も激増したのではないでしょうか。番組制作がリモートになって、彼女がこれほど重宝されたのは、“リモートのタイムラグ”をものともしないから。

 リモートだとどうしても技術的な問題で、タレント同士のやりとりなどにタイムラグが生じてしまうんです。もともと、バラエティ番組というのは“間”が重要になってくるのですが、リモートになったことで間を活かした笑いが成立しづらくなったんです。

 ただ、フワちゃんのような芸人は、相手のタイミングも考えずに大きな声で強引に入っていくことができる。オードリー春日俊彰(41)も、自分のタイミングで強引に入っていくことができるフワちゃんと同じタイプ。

 フワちゃんや春日みたいなタイプの芸人が、リモートでは結果的に視聴者にはおもしろく映ったんです。また、フワちゃんはもともとYouTuberとして活動していましたから、リモートは苦ではなかったのではないでしょうか」(前出の放送作家)

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