■木村と香取の共通する思い

 それぞれの時間の過ごし方があった中、香取と木村の発言で気になる点があるという。前出の女性誌記者は言う。

「香取は、外出自粛の影響で、人と会うのも自由にできませんでしたから、オンラインでコミュニケーションが取れるSNSの存在にありがたみを感じた、と『週刊文春WOMAN』の中で話しています。

 木村も、5月17日放送のラジオ番組『木村拓哉のFlow』(TOKYO FM)で、“ツールによって非常に助かっているよね。スマホがなかった時代に、もし今のような状況だったらパニックだよね”とコメント。香取も木村も、ネットを通じて人とコミュニケーションが取れる、現代のツールの重みを感じているようですね」

 かつて香取は木村について「厳しいけど優しい。僕はあんなふうになれないけど憧れです」と、その思いを語っていた。しかし、両者の関係は、その後大きく変化することになる。

「木村は、工藤静香(49)と結婚する際、ジャニーズ事務所に無理を言って結婚を通したといいます。香取にも、長年交際している女性がいたのですが、こちらは認められなかった。木村はよくて香取はダメ、という形になり、不公平感を味わうことになった。そして、SMAP解散騒動の際にも、同じく失望を味わうことが。当初は、SMAPメンバー全員で退所する、という話だったのに、それを裏切るように木村がジャニーズ事務所に残留を決めた、とささやかれており、そのことで、木村と香取には埋められない溝が生まれた、と言われていました。ただ実は木村は、一度も退所する意向は示していなかったそうですが……。

 昨年12月20日発売の『週刊文春WOMAN』に掲載された香取のインタビューでは、木村の話題に触れながらも木村の名前は出さず、“名前も出したくない”と、香取が思っているのでは、と話題になりました。事務所の判断で名前が消された可能性もありますが、過去には、名前を出すのも嫌なほど、香取が木村を許せないと思っていたことがあったと言われています。しかし、今回のコロナ禍で2人の思いは共通していました。SMAP解散から3年半、深い遺恨があった両者が同様の発言をするというのは、感慨深い気がしますね」(前同)

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