■内村がきっかけで再ブレイクした芸人は数知れない

 今年4月8日にツイッターで『有吉の壁』レギュラー放送を告知する際も、有吉は『内P』で当時熱演していた“猫男爵”に扮した写真を添えていて、話題を呼んでいた。

猫男爵(有吉の公式ツイッター@ariyoshihiroikiより)
猫男爵(有吉の公式ツイッター@ariyoshihiroikiより)

「内村は、落ちかかった芸人を復活させる“再生工場”としての能力がすごいんです。現在では売れっ子のさまぁ~ずくりぃむしちゅーも、『ウンナンの気分は上々。』(TBS系)で、飛躍的なステップアップを遂げたんです」(専門誌記者)

 90年代当時、さまぁ~ずは『バカルディ』、くりぃむしちゅーは『海砂利水魚』というコンビ名で活動していた。どちらもコントライブやバラエティでまずまずの成功をしていたが、現在ほどのズバ抜けた人気ではなかったという。

「00年に『~上々。』で、“勝負に負けたほうがコンビ名を変える”という企画が行われたんです。その結果として、01年にそれぞれ現在の『さまぁ~ず』と『くりぃむしちゅー』になったわけです。17年8月10日の『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)で有田は『くりぃむしちゅー』改名当時は“楽屋に「くりぃむしちゅー」と書いてあったのを見て「もう終わった」と思った”と話していましたが、改名に責任を感じた内村が『くりぃむ』や『さまぁ~ず』を自身のレギュラー番組などで積極的に起用し、現在の爆発的な人気につながったわけです」(前同)

 内村が司会を務めていた09~10年の『爆笑レッドシアター』(フジテレビ系)でも、狩野英孝(38)を筆頭に柳原可奈子(34)やロッチといった、現在も根強い人気を誇る芸人が出演していた。特にロッチの中岡創一(42)は、現在でも内村司会の『イッテQ』にたびたび出演し、毎回爪痕を残している。

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