本当はカラダにいい?「鶏のから揚げ」で生涯現役!専門チェーン味比べの画像
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 揚げ物は、本当は体にいい!? 誰もが大好きなあの食べ物の日本各地にある激うま名店と簡単アレンジ料理をご紹介!

「ニチレイフーズと日本唐揚協会の調べによれば、日本人のから揚げの消費量は、全体で、年間220億個にも上ります。まさに日本人の国民食ですね」(グルメ誌ライター)

 中高年になると体のことを気遣って、食事で揚げ物を避けがちだ。しかし、意外にも鶏のから揚げこそ健康食だという。

「動物性たんぱく質である肉類の中で、栄養素が高いのは、鶏肉→豚肉→牛肉の順番で、鶏肉は良質なたんぱく質の塊。鶏を使った料理は、体にとって、メリットが多いんです」(健康雑誌ライター)

 また、から揚げにした場合の栄養バランスの良さも、健康食である大きな理由だ。

「中身と衣で、三大栄養素である、たんぱく質、脂質、炭水化物のすべてが一気に取れてしまうんですよ」(同)

 さらに、『レンチンで肉食やせ!』(主婦の友社)などの著書がある『こくらクリニック』院長の渡辺信幸氏によると、鶏のから揚げは太るどころか、逆にダイエットになるという。

「油(脂質)は肥満の大敵と考えられていますが、むしろ油に含まれる脂質が身体の代謝をアップさせ、脂肪燃焼が促進されるんです」

 鶏肉に含まれる必須アミノ酸も、ダイエットに重要な栄養素なんだとか。

「この必須アミノ酸は、主に脂肪燃焼や筋肉増強効果が期待できます」(前出の健康雑誌ライター)

 この肥満防止効果を裏づける、驚きの実験結果もあるという。

「イスラエルの、2年間にも及んだ実験では、油とカロリーを控えた“低脂肪食”の人や、単にカロリーだけを控えた人より、空腹時にから揚げを食べた人のほうが、体重が減っていました。脂質が多い食事が太るというわけではないんですよ」(前出の渡辺氏)

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