■意外とマニアックなアイドルソングも

 PUNPEEが最初に挙げたのは、04年リリースのBerryz工房の『小遣いUP大作戦』だった。当時アルバイトしていた中古ビデオ屋で知り合ったおじさんにオススメされたのだという。

「“親にお小遣いをねだる女子”のリアルな情景が目に浮かぶ歌ですね。PUNPEEは“レゲエっぽい感じの曲”“ずっと脳裏に焼き付いている”と評していましたが、作詞作曲がつんく♂(51)なだけに、本当に耳に残る独特なリズムの楽曲です。ちなみに、Berryz工房では初期の楽曲で、グループ初のアルバムだった『1st 超ベリーズ』に収録されています」(専門誌記者)

 次に挙げたのは、胡桃沢ひろ子(46)が92年に出した『日本がアブナイ』という楽曲だった。当時の胡桃沢は、91~04年に放送していたアイドルバラエティ番組『桜っ子クラブ』(テレビ朝日系)の番組内ユニット『桜っ子クラブさくら組』として活躍しており、その際に披露された楽曲だ。ちなみに、若き日のTOKIOSMAPも同番組に出演していた。

「PUNPEEが”短冊のシングルだけ出てるやつ”と話した通り、現在ではあまり聞く機会の少ない曲ですね。

“日本がアブナイ だけどワタシ悩むほど暗くない”“朝シャン・ワイドショー・エステに競馬”と、いかにも“あの頃のアイドル”という楽曲(笑)。しいて言うなら、森高千里(51)の楽曲の感じが近いですね。『ドラゴンボール』のエンディングテーマ『ロマンティックあげるよ』と楽器や曲調が似ている、とする声もあります。

 ちなみに、“短冊のシングル”とは、90年代のシングルで主流だった『8cmCD』のことを指します。ジャケットが縦長で長方形だから“短冊”ですね」(前同)

※8センチCD(画像はWikipediaより)
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