■大物ゲストも一声で出演

 芸能人YouTuberが続々と参戦しているが、チャンネル登録者数が、わずか2670人と伸び悩む勝俣州和(55)ら、成功しているとは言えない人気タレントも存在する。“お笑い怪獣”の異名を持つさんまが、悲惨な状態になっているのは見たくないが……。

「さんまさんなら、絶対成功すると断言できます。テレビでの仕事ぶりを考えるに、成功する要素ばかり。今まで芸能人YouTuberでもいくつかの成功例がありましたが、さんまさんほどの適任者はいないと思います。それくらいYouTube向きの芸人さんだと言えます」

 と話すのは、キー局のバラエティ番組で仕事をする放送作家。さんまのどういった要素が成功につながるのか。

「通常テレビ番組は、放送時間の倍近い時間をかけて収録をします。その後、編集で面白いところだけを切り取って放送に至るのですが、さんまさんの場合は編集がほぼいらないんです。収録番組であっても、まるでライブステージをカメラに収める感覚で、ボケから何気ないトークまですべてが面白い。放送の都合で多少編集でカットする部分もあるとはいえ、それがもったいない、との話もあります。

 もし、YouTubeでトークもの動画に挑戦するのであれば、無駄な編集が必要がなく、素の面白さがより引き立つでしょう。さんまさんは、かつて前説でトーク力を鍛えて、今の話術を手に入れたといいますし、余計な編集を入れないほうが、さんまさんの原点に近い笑いが生まれる可能性もありますね」(前同)

 芸歴45年以上の大ベテランのさんまは、トーク以外にも大きなメリットを手に入れているという。

「YouTuber同士のコラボ動画は主流になりつつありますが、これもさんまさんは抜群に強いでしょう。長らく第一線で活躍してきて、桑田佳祐さん(64)、木村拓哉さん(47)といった大物から菅田将暉さん(27)ら幅広い世代の著名人が、さんまさんの“出てくれへんか”の一言で出演してくれる可能性が高いと思います」(同)

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