中村倫也『美食探偵』逆境で見せた「主演の不屈Tシャツ力」!の画像
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 俳優の中村倫也(33)主演のドラマ『美食探偵 明智五郎』(日本テレビ系)の最終回が28日に放送され、平均視聴率9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録した。番組最高視聴率で“有終の美”とはいかなかったが、この数字は初回の10.0%に次ぐもので、一定の視聴者の囲い込みに成功したという意味では「悪くない」ものだったと言える。

 『東京タラレバ娘』『偽装不倫』などドラマ化が相次ぐ東村アキコ氏の同名漫画を原作とし、変わり者の探偵・明智五郎に今をときめくカメレオン俳優の中村を、“マグダラのマリア”を名乗る殺人鬼に小池栄子(39)を、明智の助手・小林苺に小芝風花(23)を配役した同作。新型コロナウイルスの影響で同クールのドラマが軒並み延期になる中、予定通り4月12日から放送を開始できたのは大きなアドバンテージとなった。

「当初、中村が6月から黒木華(30)との舞台を予定していたため、通常よりだいぶ早い1月から撮り始めていたのが功を奏したようです。予定通りスタートした『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)や『ギルティ』(読売テレビ・日本テレビ系)も第3話で放送中止を余儀なくされましたが、ストックがあった『美食~』は5月17日の第6話まで放送することができました。せっかくのGP帯初主演ドラマが未曽有の世界的なパンデミックにぶち当たってしまった中村ですが、早撮りしていたのは不幸中の幸いだったかもしれません」(テレビ誌ライター)

 しかし、その裏には演者やスタッフたちの想像以上の苦労があったはず――。前述のライターはこう続ける。

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