■動物と出演者に関するトラブル

 かねてより番組では志村さんとチンパンジーのパンくん、そしてその娘のプリンちゃんとの交流を追ってきた。

 新型コロナウイルスの影響で、4月12日から5月末まで臨時閉園していた熊本県の動物園『阿蘇カドリー・ドミニオン』が営業を再開。同園のチンパンジー・プリンちゃんが、志村さんが提案したというショーで縄跳びを披露したと、5月末から6月初旬にかけて、西日本の新聞社各社が報じた。

 ところが、7月4日の『週刊女性PRIME』は、チンパンジーは本来4足歩行であるにもかかわらず、縄跳びをする際に2本で立つことを“強要されている”のではないかと、専門家のコメントを報じている。

「また、専門家はプリンちゃんやパンくんを“人間のように扱う”ことと、チャレンジとして動物に芸を覚えさせることに違和感を覚えるとも話しています。

 そして、番組では静岡・浜松で身寄りのない馬やヤギなどの動物40匹を引き取って暮らす“白井家”のコーナーが人気でしたが、こちらにも問題が。2019年、『文春オンライン』が数度にわたり、白井家の“不適切飼育”や“近隣トラブル”を報じ、さらに元競走馬を“違法解体”していたことまでもが明らかになりました。こういった動物や出演者に関するトラブルが報じられ、志村さんが亡くなる前から番組は危機に直面していたんです」(前出の制作会社関係者)

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