プロが教える裏技も!「セルフ散髪」入門の画像
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 全国的に緊急事態宣言が解除され、新しい生活を模索する日常が始まった。ジメジメの梅雨の季節。気分をリフレッシュすべく、散髪にでも行きたいところ。だが、北海道の美容室では新型コロナウイルスのクラスター発生も報道されており、ためらっている人も多いだろう。そこで注目されているのが、自宅で散髪する「セルフカット」だ。

「ステイホーム中にセルフカットを始めたお客様は確かに増えましたね」と語るのは、大手ヘアサロンの勤務後、フリーランスの美容師・カット講師として活躍する鎗田一也氏。「ハサミで前髪を整えたり、えり足を整えたりするのは美容師でも難易度が高い。男性へのオススメは、サイド(側頭部)をバリカンで整えるセルフカットです」

 バリカンといえば丸刈り用の印象が強いが、最近はブラウン、フィリップスなどの電気シェーバーメーカーも高機能製品を投入。美容師から見ても“使える”モデルが出ているという。さらに、美容シーンのトレンドとマッチしているのも、セルフカットブームの一因だ。「サイドを刈り上げつつ、トップ(頭頂部)は少し長めにして流す。いわゆる、ツーブロックのバーバースタイル(理髪店のクラシカルなヘアスタイルをベースにした髪型)が人気。これはサイドをバリカンで整えるセルフカットにピッタリ。刈る長さを調節できるアタッチメントを使えば、刈り上げにもグラデーションがつけられ、やぼったく見えない。失敗しないセルフカットができます。このスタイルはアンチエイジングにもつながります。著名人であれば、渡辺謙さん、宮本亜門さんなどのヘアスタイルを見てもらえばわかるでしょう」(前同)

 このバーバースタイル、実は中高年世代とマッチする髪型でもある。鎗田氏がモデルとして挙げる著名人らの髪型は、サイドを思い切り短くし、トップにボリュームを乗せたスタイル。これは薄毛もカバーし、若々しく見せられる。なおかつ、セルフカットと相性が良いのも特徴だ。「40~50代になると、加齢により、頭頂部の髪の毛が細くなるため、サイドの毛の太さが目立ってしまう。これが中高年のヘアカットの課題です。トップとサイドが同じバランスだとメリハリがなく、どうしてもオジサン臭く見えてしまうんです。セルフカットでサイドをスッキリさせ、トップとの差を出す。これが若見えのポイントです」

 こまめな自宅カットで清潔感を出しつつ、数か月に1回程度のペースでプロに整えてもらうのが理想的。オジサン臭さを脱却できて財布にも優しい! アフターコロナこそ、セルフカットに挑戦してみてはいかがだろうか。

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