■安藤には代替番組もなし!?

 5月29日、フジテレビの遠藤龍之介社長は、2020年度の業績予想については「新型コロナウイルスの感染拡大により、当社事業は、広告収入の減少、イベントの中止・延期や映画の公開延期などの影響を受けています。現時点で今期業績への影響の程度を明確に見通すことは困難ですが、社会・経済の動向を注視しながら事業を遂行してまいります」とコメントを発表している。

 広告代理店WPP傘下のグループエムが6月22日に公表したリポートによると、2020年の世界の広告業界は、新型コロナウイルスの影響で12%近く縮小する見通し。テレビ広告は17.6%の減収が見込まれているという。

「日本のテレビ放送事業の収入は民放5社で2兆円。それがコロナの影響による全体でマイナス25%、つまり5000億円、1社あたりで言うと1000億円の減収となる見込みだといいます。フジテレビのみならずテレビ各局は会社の存亡の危機に直面することになるわけですから、今回のフジテレビの決断もうなずける、という関係者も少なくない。

 ただ、『グッディ』は、大きな不祥事があったり、ここ最近、視聴率が急落したわけではありません。出演者にも落ち度がないにもかかわらず、局側の都合で番組が打ち切りとなる場合には通常、代替番組を用意するというのが慣例になっています。

『グッディ』終了後、安藤さんには日曜朝の報道番組『日曜報道 THE PRIME』(フジテレビ系)に出演してもらおうという声も一部で出ているようですが、全番組を通して予算が逼迫しているため、安藤さんに代替番組すら用意できない可能性もあるといいます」(前出の制作会社関係者)

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