■宮崎の健康食『冷や汁』

 そして食欲のない日や、暑い夏の日に食べたい、宮崎県の『冷や汁』も、暑い中でも元気が出るようにという知恵から生み出され、伝承されてきた健康食だ。「味噌ベースのだしにすりごま、キュウリや地場の魚、豆腐などを入れ、ご飯にかけて食べるという、シンプルな冷たい汁もの料理ですが、実はタンパク質を効率的に摂取できるようになっているんです」(前出のフードライター)

 タンパク質は、筋肉や内臓、血液、皮膚、骨などを作るうえで欠かせない栄養で、不足すると疲れやすい体になってしまうという。「タンパク質は体に蓄えることができないので、毎日、しっかり摂取することが大切なんです」(前出の大山氏)

 この冷や汁の効果を倍増させるなら「サバの味噌煮缶やモヤシ、すったヤマイモ、ウズラの卵に、ニンニクとショウガのチューブを、ちょこっと入れるといいでしょう」とshocuicuco氏は話す。「サバ缶には、血液をサラサラにするEPAが多く含まれ、さまざまな生活習慣病への効果が期待できるうえに、不足しがちなビタミンDも含まれる。また、ゴマとモヤシに入ったカルシウムが、骨を丈夫にしてくれます。“山のウナギ”ともいわれるヤマイモは滋養強壮食の代表ですし、小さくても栄養価の高いウズラの卵は、脳の活性化に役立つレシチンが多い。脳の活性化は、自律神経の回復を促しますから、夏バテの予防になるんです」(前同)

 ご飯にかけてもいいし、そうめんのつけ汁としてもオススメだというから、ぜひ試してもらいたい。

 最後に、大山氏が今年のコロナ禍の夏を乗り切るために、さらに、こんなアドバイスをくれた。「食事の際は、消化機能を向上させるために、よく噛んで食べてください。夏を乗り切るには、十分な睡眠が不可欠です。消化にエネルギーを使われると脳が休まらず、質の良い睡眠になりません。就寝の2時間前には食事を終わらせておくことも大事なんです」

 食べて眠って夏に勝つ!

あわせて読む:
・SixTONES田中樹、食レポ大失敗もファン悶絶「ハムスターみたい」
・コスパ最強!「返礼品」で得する【ふるさと納税】完全リスト
・松本潤の“勘違いグルメ”自慢に賛否の声、嵐メンバーも否定!!
・増田貴久、手越祐也への愛を叫ぶも“テゴマス”完全消滅へ

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4