コロナ禍のパチンコ店の見分け方「消毒に気を使う店は還元率が高い」【ギャンブルライター・浜田正則コラム】の画像
(イラスト/玉三郎)

 5月6月、そして7月前半と、コロナの影響で「店舗営業・新台検定許可・テレビラジオでのCM」という「3点セットの自粛」が続いたパチンコパチスロ業界ですが、まず6月中盤に閉店時間を早めるなどの条件つきでしたが「営業」を再開し、同月の3週目ぐらいから営業時間については元どおりになりました。そして同じく6月中盤すぎに、「CM自粛」も徐々に解禁し、7月後半からは、いよいよ「新台のリリース」が再開。3点セットがそろいました。

 そんな現在のホール状況で、私が気にかけている最も重要な判断基準は、「消毒」です。これを他所のホールより気遣っているお店は、お客側の気持ちが分かると解釈して間違いありませんから、リアルに「こんなときでも足を運んでくれるお客様には楽しんでもらいたい」みたいに考えている店と思っていいでしょう。この「楽しんでもらいたい」は、すなわち高い還元が期待できるって意味です。どうぞ参考にしてください。

■いよいよ新台活況

 今年の夏は、栄華を極めたかつての「お盆商戦」と比べると、新台がずいぶん小粒になった感がありますね。あ、別にそれが悪いってんじゃないです。むしろ私、新台飽和状態で、なおかつ版権やら機能やらで台価格が高騰して、それをホールが無駄買いし、それら全ての負債をお客が被るっつー「従来型」のほうが、はるかに嫌なんで。

 そんなパチンコパチスロ、夏の狙い目はというと、私が当欄でずっと推している『Pリング呪いの7日間2』は鉄板です。もともと人気コンテンツだった『リング』シリーズに、遊タイム(天井機能)が加わった今作は、何しろ面白さが段違い。この夏のメインとして考えてください。でもって、藤商事がリングシリーズを出すと、必ず直後に追っかけてリリースされるのが、高尾の「貞子3D」シリーズ。これはもうお約束芸ですね。というわけで、7月20日の週にリリースされた、『P貞子3D2~呪われた12時間~』も、もちろんオススメです。

 スロットは、規制の強まった状況で開発されたAT機やART機は、ちょっと狙う価値ないですね。行けて『モンキーターンⅣ』の天井狙い、ぐらいかなと思います。粘っても全然出ない6号機パチスロは2軍扱いで、旧台の『ジャグラー』や『ミリオンゴッド』『押忍!番長3&サラリーマン番長』の方が収穫あると思いますので、そちらをメインに考えてください。

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