■生き残りバトルに勝った『バイキング』

 前出の放送作家は続ける。

「『グッディ』が終わり『バイキング』が生き残って、拡張されたのは最終的にはやはり、『バイキング』のほうが視聴率が期待できそうということのようです。国民的番組だった『笑っていいとも!』の終了を受け、引き継いだ『バイキング』を立て直し、他局に対抗できる番組にまで育てたのは坂上さんの手腕といえる。坂上さんの存在が『バイキング』を生き残らせたのではないでしょうか」

 しかし、『バイキング』について、その番組内容をフジテレビ上層部が問題視していると、7月16日発売の『女性セブン』(小学館)は報じている。

「これまで『バイキング』では、安倍政権の政治をかなり厳しく糾弾してきました。MCの坂上、そして、東国原英夫(62)や岸博幸氏(57)などゲストコメンテーターも、舌鋒鋭く安倍政治批判を繰り返してきました。ただ、それは視聴者目線のもので、言葉はキツくても、決して的外れなものではなかったと思われます。

 フジサンケイグループは、これまで保守的で政権寄りのスタンスを取ってきたとされています。そんなことはお構いなしに安倍政権を叩く『バイキング』に、フジテレビ上層部は不快感を示していたと『女性セブン』では伝えています」(女性誌記者)

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