7月22日放送の『バナナサンド』(TBS系)に、アンガールズの田中卓志(44)が出演。芸人として悩んでいた当時、漫画家の蛭子能収(72)の言葉に救われたことを明かす場面があった。
この日は、アンガールズをゲストに迎え、“アンガールズ最強説”というテーマでトークを展開。この説について、MCを務めるバナナマンの設楽統(47)は「僕が唱えている説なんですけど、アンガールズって“芸能界最強”じゃないかと」と切り出すと、ジャンルや時間帯を問わず、多くの番組に出演していることが理由だと説明した。
この説に、相方の日村勇紀(48)や同じくMCを務めるサンドウィッチマンの伊達みきお(45)、富澤たけし(46)も激しく同意する一方、アンガールズの山根良顕(44)や田中は「俺らはMCもなんもできないし、全然ですよ」「ゴミクズですよ」と謙遜した。
そんな中、番組では、アンガールズの最強ぶりをVTRにまとめ、スタジオで紹介。それによると、アンガールズはオードリー、キングコング、ナイツといったコンビと同期で、今年で結成20年。デビュー当初、お笑いライブではあまり笑いを取れなかったそうだが、2004年に出演した『爆笑問題のバク天!』(TBS系)をきっかけに、2人は“キモかわいい”キャラとして大ブレイク。2006年の『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)では、チャリティマラソンのランナーを務めるまでになった。
だが、2人は芸人であるにもかかわらず、「かわいい」と呼ばれることに違和感を覚える。悩んだ末、キモいだけのキャラに路線変更したが、その結果、かつてのファンが離れてしまうことに。そんな中、「キモいだけはダメなのか?」と再び悩む田中を救ったのが、蛭子の言葉だったという。
蛭子は「みんな田中くんのこと、そんなに見ていないよ」と声をかけてくれたそうで、田中は蛭子の一見、失礼すぎる言葉に「“なんだよ”って思った」と本音を漏らしつつも、「その言葉で肩の力がフッと抜けて」と吹っ切れるきっかけになったことを明かした。