■細胞のような心臓のような番組

 手越が退社を発表する前、活動自粛処分を下された際には、処分直後の5月31日の放送で、番組冒頭に内村光良が「私以外の方々はいつものように電話で参加となっています」と、リモート収録であることを伝え、宮川大輔(47)、イモトアヤコ(34)、森三中いとうあさこ(49)、出川哲朗(56)、谷まりあ(24)があいさつ。

 その後、内村が「さあそして、1人欠けておりますが……申し訳ございません」と、手越の名前は出さなかったものの、深々と頭を下げて番組はスタート。この対応も「ウッチャンの愛がすごい」と話題になった。

「手越自身も、番組への愛の深さを常々語っていて、16年8月21日の『おしゃれイズム』(日本テレビ系)どんなに過酷なロケであっても『イッテQ!』の仕事にNGを出さない理由として、“僕の人生をいろんな意味で大きく変えてくれた番組。恩返ししてもしきれない”と語り、17年2月7日の『イッテQ』10周年SPの際は“すごくいろんなことを勉強できた番組ですし、手越祐也という一人の人間を作った、細胞のような心臓のような番組でもあります”と、語っていた。実際、手越が担当する『エンターテイナー手越』や『ノーチャラ手越』は、アイドルはやるには過酷なロケが多いにもかかわらず、しっかりとやり遂げていますからね」(前出の制作会社関係者)

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