■与田はこの映画で大いに成長した

「かわいいだけじゃなく、うっかりお酒を飲んで酔っ払って、バットを片手に暴れたり、水中で息をするためのトレーニングとはいえ伊織(竜星)の頭を踏んづけてプールに沈めたり。思い切りのいい演技を見せていました。『ぐらんぶる』は与田の映画初出演作ですが、女優としての才能が感じられましたね。主演の犬飼と竜星と共演したことで、“自分ももっと頑張んなきゃ”と向上心が芽生えたそうです」

 8月5日には『ウォーカープラス』のインタビューで、

「お芝居に対して“恥ずかしい”とか“演技経験の浅い私が演じるのは申し訳ない”という気持ちが最初はあったんですけど、そのようなメンタルで参加したら関わったすべての人や作品自体に迷惑をかけてしまうと途中で気付いた」「ネガティブな感情は一切捨てて、役を思い切り演じることを大事にしていました」

 とコメントしており、今後への期待を感じられる。

 今回、与田が出演した『ぐらんぶる』だが、監督を務めた英勉(はなぶさ・つとむ)監督は乃木坂46と縁が深く、過去には18年に楽曲『心のモノローグ』でミュージックビデオを担当したほか、主要キャストの多くが乃木坂で固められていた17年の映画『あさひなぐ』も手掛けている。

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