小松菜奈の周囲に充満する“妖艶オーラ”の「3つのルーツ」の画像
小松菜奈

小松菜奈さんというと、TVドラマよりも映画への出演が多いイメージがありますよね。ハリウッド作品への出演経験もあり、本格派女優としての印象が強い。今週には主演作でもある映画『糸』も公開予定となっています。彼女の若さにそぐわぬ妖艶な佇まいは、見る者を魅了する力があります。ananwebなどでも執筆中の恋愛ライター・分析家の私、塚田牧夫が、彼女の持つ魅力のルーツに迫ります。

■どこか放っておけない「憂いと儚さ」

 最近、「エモい」という言葉が世間では広く使われるようになりました。エモいの「エモ」は、「エモーショナル」に由来。「感慨深い」「哀愁を帯びている」といった意味の使われ方をします。

 同様の雰囲気を漂わせる容姿の持ち主に対して、「エモ顔」という表現が用いられますが、その代表格が、小松菜奈さんだと言われています。

 なんとなく気怠そうで、覇気がなく、不機嫌にも見える表情。思わず、「お腹でも痛いのかな」と声をかけたくなるような、虚ろな目をしていることも。

 この、今にも壊れてしまいそうな繊細な佇まいが、見る者に憂いや儚さといった感情をもたらします。そして、どこか放っておけない存在として、世の男たちの心のなかに居座るのです。

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