■クリエイター大量離脱に株価下落

 喜ぶファンもいる一方で、あまりにもハイペースで投稿されていくコラボ動画に困惑するファンもいたという。

「ヒカキンのコラボ動画は決して珍しいことではないのですが、あまりにもペースが早いせいか“ヒカキンがどんどん良いように使われ始めてる。コラボ引き受けすぎでは”や“最近コラボとフォートナイト(オンラインゲームのこと)ばっかりでつまらない”との意見もSNSでは見られるんです。

 コラボ企画は相手のネームバリュー次第では話題性もグッと上がりますし、チャンネルの活性化や知名度の底上げも期待できると言われています。しかし、多すぎると飽きられてしまう可能性もありますね」(前出のITライター)

 疑問視する声も出てくるほどコラボを続ける理由――。

「新型コロナウイルスの影響で、コラボ相手やヒカキンのスケジュールがずれ込み、公開時期が重なってしまった可能性も考えられますね。

 ただ、YouTubeといえばヒカキン、というイメージさえある超大物ですから、本来ならコラボに固執する必要もないはず。自身がファウンダー(設立者)、最高顧問を務める大手YouTuber事務所のUUUMの問題が絡んで、焦っているのでは、という声も出ていますね」(WEB編集者)

 UUUMでは、2020年に入り、木下ゆうか(35)、関根りさ(30)、エミリンこと大松絵美(26)、JULIA(ジュリア)とCODY(コーディ)のカップルYouTuber・JULIDY(ジュリディ)、マリリンこと福世優里(25)らYouTuberたちの退所が相次いでいる。

「UUUMではクリエイターが大量離脱。今後もそれは続くと言われていて、加えて、複数の関係者から“UUUMはマネジメント料が高い”という声が噴出しており、さらに株価も大きく下落。大ピンチとも言える状況です。ここで沈んでばかりもいられないですから、事務所の看板として話題性抜群のコラボで明るい話題を提供し、自身のチャンネルだけでなく事務所全体を盛り上げたいという意図があったのかも」(前同)

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