POGファン大注目の2歳馬は本物か⁉【POGの王道新馬予想】の画像
『POGの王道』でもトップ級評価のセブンサミット

 先週はこのコラムで挙げた馬が軒並み好走。土曜新潟5Rは、「ゴールドレガシー、カズカポレイの2頭が抜けている」としたところ、見事ワンツー。日曜新潟5Rは、大きく取り上げたルドヴィクスが3番人気で快勝し、さらに「実戦で走りそう」としたバジオウが2着に入り馬連2320円とスマッシュヒット。今週もPOG取材時の手応えと、トラックマンによる評価とを合わせて的中を狙いたい。

 まずは日曜新潟5R(芝2000m)。ここには『POGの王道』カラーパドックのトップを飾ったセブンサミット(父モーリス、母シンハライト)が登場する。

 3月の取材時には、スタッフ全員が「この馬は間違いないね」と頷きあった逸材。その時点で巻頭はこの馬にしようと決意したほど、2歳馬離れしたオーラを見にまとっていた。

 ノーザンファーム早来の伊藤厩舎で育成され、伊藤厩舎のスタッフである後藤信也氏も「ダービーに向けて1日1日を過ごしていますね。やればやるだけ時計が出てしまう感じでした。うちのエースと書いても大丈夫ですよ」と自信満々に話していた。

 石坂正厩舎に入厩後は、追い切りで速い時計を出せていなかったことから、ファンの間でも「大丈夫か?」という声が挙がっていたが、栗東トラックマンの感触は悪くない。

「普通に走ると思いますよ。トラックマンの間でも評判がいいです。馬格があるので完成はまだ先のように見え、おそらく7分くらいの出来でしょうが、格好はつけてくるはず」

 成長途上の現段階でどれくらいの走りを見せるか。もし快勝するようだったら、クラシックを賑わせる存在になるに違いない。

「相手はブラックラテ(父ブラックタイド、母ラテアート)が本線。追い切りですごく動いています。CWで終い11秒台を計測していますし、勝ち負けになるはず」(前出のトラックマン)

 キャロットファームvsサンデーレーシングの様相になりそうだ。

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