照英「新型コロナの影響で金魚業界も大変」麻美ゆまのあなたに会いたい!〔後編〕の画像
照英(左)と麻美ゆま

 前回に続いて、タレントの照英さんとの対談です。元アスリートの照英さんですが、なんと9年ほど前から“金魚”の育成にハマっていらっしゃるんです。前回は照英さんと金魚の出合いから、餌の話、育て方の難しさなどを熱く語ってもらいました。私も最初は金魚=ちょっと気持ち悪いイメージを持っていたんですが、だんだんかわいく思えてきました。

ゆま「え? 照英さんが“新種”の金魚を?」

照英「はい。まだ分からないんですが、おそらく新種だろうと。本当にたまたま変わった金魚同士が交配したことで生まれたんです」

ゆま「すごいじゃないですか。詳しく教えてください」

照英「今年の1月ぐらいです。水槽の一つを掃除しようと思ったんです。その水槽には東南アジアや中国の変わった金魚を入れていたんです。で、水槽から出して、日本の金魚を入れている水槽に一時的に、入れておいたんです」

ゆま「もしかして、その隙に!?」

照英「はい。本当に一瞬のうちでした。水槽の中が白く濁っているんです」

ゆま「白く濁るってことは精子ですか?」

照英「そう。精子で濁っていて、ビックリしました。というのも、金魚が交配するのって3~5月なんです。そのときはまだ1月の寒い時期だったから、交配はしないと思っていたんですが……。家の中は暖房で温かいから、水槽の水温も高くなっていて、金魚はもう春先だと勘違いしたみたいで……」

ゆま「あらら。それにしても、水槽を洗っている隙にヤッちゃうなんて(笑)」

照英「僕が見たときは、すでに水槽の底に卵が散乱していて。それでも最初は、無精卵かなと思ったんです。とりあえず卵を拾って、別の水槽に入れておいたんですが、そしたら数日後、目玉が出てきて……」

ゆま「ほんと一瞬で受精しちゃったんですね。すごい生命力。これが新種っぽいんですね」

照英「無事に大きくなれば……今年の年末ぐらいには分かると思います」

ゆま「楽しみですね~。もし新種だったら、照英さんの名前がつきますか?」

照英「ええ。“照英”という名の金魚になりますね(笑)」

ゆま「大ニュースですね」

照英「いや、本当にね。今はコロナの影響もあって、金魚業界が大変なんです。金魚といえば、やっぱり夏祭りの金魚すくい。だけど、今年はどこもお祭りが中止になっているから、金魚も売れない状況なんです」

ゆま「本当なら夏は稼ぎどきだったんですね」

照英「はい。だから僕は、こんな時期だからこそ、少しでも多くの人に、金魚の素晴らしさを伝えたいんです」

ゆま「照英さんの話を聞いていて思ったんですが、金魚は育てるのが難しい一方、いろんな種類があるし、鑑賞するだけでも楽しい。それに毎日散歩する必要もない。金魚の育成を趣味にするのって悪くないかも」

照英「いいことを言ってくれますね~。特に『週刊大衆』を読まれている年配の読者の方にはオススメだと思います。金魚って本当に面白くて、同じ品種であっても、育てる人によって、全然違ってくるんですよ。自分だけの金魚になるので、愛情も生まれやすいです」

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