■『るろ剣』以外も3作品が被害に
「7月24日には小池以外の全キャスト発表会がYouTubeのライブ配信で発表され、8月4日には剣心の宿敵で、物語の重要人物である志々雄真実(ししお・まこと)を演じる予定だった黒羽麻璃央(27)が、志々雄のビジュアルを披露。前期日程分のチケットが発売開始される9月5日まであと少し、というタイミングで中止が告知されたんです。
コロナ禍では役者に非はない。だからこそ、“来年の映画を楽しもう!”と、気持ちを切り替えたところで、今度は実写映画にお蔵入りの危機が訪れたんです。思えば『最終章』が計画された時点から、苦難続きですね……」(前出の記者)
伊勢谷の緊急逮捕に嘆いているのは、『るろ剣』ファンに止まらない。伊勢谷は『るろ剣』以外にも、3本の映画が控えていたという。
「21年に公開予定の吉永小百合主演の『いのちの停留場』は、逮捕の2日前に撮影が終了していますが、公開が先だからまだどうにかなる可能性はある。
しかし、問題なのは今年上映予定の残り2作品です。『とんかつDJアゲ太郎』は10月30日、『十二単衣を着た悪魔』は、11月6日公開予定で、もう予告編も公開されている。しかも、どちらも伊勢谷はカットするのは不可能な重要な役どころです」(映画ライター)
伊勢谷は『アゲ太郎』では「主人公の師匠の売れないDJ・オイリー」、『十二単衣』では、ヒロインである弘徽殿女御(こきんでんのにょうご)の夫・桐壺帝を演じている。今後の対応についてまだアナウンスはないが、『いのちの停留場』については『日刊スポーツ』の取材に、東映関係者は「今後の対応は検討、協議中です」としている。
伊勢谷の逮捕で、またしても苦境に立たされた『るろうに剣心』。受難は、どこまで続くのかーー。