パチンコ&スロット「アケ方がショボめの秋」でも立ち回りがラクなワケ【ギャンブルライター・浜田正則コラム】の画像
(イラスト/玉三郎)

 冒頭から小難しい話なのですが、店が「アケる」のと、「客が勝つ」というのは同義語ではありません。客側にしてみれば、アケと聞けば「お持ち帰り」を連想しますよね。でも店側の認識として「アケる」というのは、「ほとんど儲けなし」からそれに含まれます。

「売り上げがなくて潰れた店は数あれど、お客に出しすぎて潰れた店なんか一軒もない」わけですから、なんぼ「還元」と言っても、これが正味のところ。秋のアケは、当欄でも何度か書いている通り……地味です。客側の望んでる「アケ」より、ふた回りほど小さい感じなんですわ。

 余談ですが、ということは、自然と売り上げが多いお店のほうが、還元できる予算も増えますから、アケ具合も上がるということになります。例年、これに当てはまるのは、1月(成人の日以降)、4月(連休前まで)、5月(連休明けから)、7月(全般)、8月(お盆明けから)、12月(全般)ですね。

 とはいえ、今年はコロナショックによる客側の過剰警戒から、店が出しに来ているのは前回の当コラムにてお伝えした通り。なのでこの9月も地味だろうとアケには変わりないので、立ち回りいかんでは、しっかり「勝ち」を計上することが可能です。そこで私は、この秋の立ち回りとして、以下に記す戦術をオススメします。

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