■竹内涼真も味わった仮面ライダーの洗礼

「竹内も高橋と同じく、“撮影で大変なことは”という話題に“とにかく朝が早い!”と熱弁。撮影所の近くに住んだばかりに寝坊してしまい、落ち込んだことも明かしていました。朝6時入りで翌日の朝4時に撮影が終了し、5時間後の9時入りという鬼スケジュールな日もあったそうです。

 当時の竹内は役者として素人同然だっただけに、精神的にもキツかったでしょうね。藤岡さんも当時を振り返り、“1時間、2時間しか睡眠のないことは当たり前”“気付くと玄関で寝ていた”と話していました。昔に比べるとかなり改善されたとは思いますが、やはり大変な現場なんですよ」

 18年に『東映特撮ファンクラブ』で配信された『仮面ライダージオウ』の裏話を語る企画では、2号ライダー『ゲイツ』を演じた押田岳(23)のあるワンシーンのスケジュールを明かし、

「朝から2時間かけてロケ場所に行く→5時間待ちで撮影→2時間かけて帰宅→該当シーンが尺の都合で全部カットされて1日の苦労がパーに」

 という悲しい“あるある”を『ジオウ』キャストが自虐的に紹介していた。

 ちなみに、『ジオウ』は、『恋はつづくよどこまでも』、『MIU404』(いずれもTBS系)に立て続けに重要なポジションで出演し人気俳優の仲間入りを果たしつつある渡邊圭祐(26)のデビュー作でもある。ヒロインを演じた大幡しえり(21)もこの作品で知名度を上げ、20年に『未満警察 ミッドナイトランナー』(日本テレビ系)で物語の核心に関わる重要な役を演じていた。

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