前回に続いて、“事故物件住みます芸人”こと、松原タニシさんとの対談です。事故物件とは、殺人や自殺、孤独死、火災などで、以前の住人が亡くなってしまった、いわくつきの物件のこと。松原さんは、そうした不吉な部屋に、あえて住み続けること8年。現在は、10件目の事故物件に住んでいるそうです。そして、それぞれの部屋で起こった、不可思議な怪奇現象を再現したホラー映画『事故物件 恐い間取り』が公開。今週は、映画でも再現されていない、事故物件の裏話を中心に聞いていきます。
ゆま「タニシさんは、部屋で幽霊を撮影するために、24時間、定点カメラを回しているんですよね?」
松原「はい。というのも、今でこそ、こうして映画にしてもらえるようになりましたけど、事故物件に住み始めた頃は“お化けが映ったときだけ、ギャラを払う”という条件だったので」
ゆま「それって、ずっとカメラに監視されているようなものですよね?」
松原「まさにその通りで、気が抜けない(笑)」
ゆま「あのぉ~。それだと、アレはどうするんですか」
松原「あ~(笑)。幽霊は怖いけど、生理現象なので、溜まるものは溜まります」
ゆま「ですよね。どうされていたんですか?」
松原「ここだけの話。どうしても我慢できないときは、その間だけ定点カメラの録画を止めていました。ただ、そのときも怪奇現象は起こっていたんです。録画を止めたとしても、モニターには部屋の様子が映っているんです。その部屋は、とにかくオーブ(光の玉)が飛びまくっている事故物件で、本当に、よく映っていたんです」
ゆま「その部屋にいたのは男性の霊?」
松原「いえ、その部屋は、若い女性の霊が出るといわれていたので、女性の霊だと思います」