■悲劇を忘れる名演技
ドラマが始まるまで、どんな感情が起こるのか不安だったが、三浦さんのガンガン買い物をする無邪気な笑顔に癒され、豆皿をテキトーに買う無神経さにイラっとし。「サルくん」のドタバタに、いろんなことを一瞬ではあるが、忘れて見ていた。
三浦春馬さんの「陽」の魅力が素晴らしい『おカネの切れ目が恋のはじまり』。慶太のなにも考えず使う「子どもタイプの浪費家」、そして玲子の徹底的に推しに貢ぐ「大人タイプの浪費家」コンビが紡ぐ世界観は濃厚。第2話は早乙女とのトライアングル・ラブが勃発するかも? 全4話、三浦の笑顔と松岡の仏頂面が紡ぐ、マネーな世界をとことん楽しみたい。(田中稲)