■佐藤が成功を収めた一方で…

「『るろ剣』を機に、佐藤は本格的にスターの仲間入りを果たし、15年の『バクマン』や、17年の『亜人』など、漫画の実写化作品の常連となりつつある。18年の『いぬやしき』では、ためらいなく大量殺人を重ねる青年・獅子神として、初の本格的な悪役を演じたり、順調にキャリアを重ねています」(前出の映画ライター)

 一方の三浦さんも、『進撃』は思うようにはいかなかったものの、ミュージカル『キンキーブーツ』を筆頭に、舞台方面で大活躍。漫画原作の実写映画も、18年の『銀魂2』では大成功を収めた。

「『銀魂2』で三浦さんは、伊東鴨太郎という、過去のトラウマから絆に飢え、道を間違えてしまった哀しい悪役を好演していました。『進撃』と違って再現率も高い、と好評でした。

 21年にはやはり漫画が原作の『ブレイブ 群青戦記』で松平元康(のちの徳川家康)としての出演が決定していて、撮影も終了しています。“作品の持つ壮大なスケールのなか、他人を思いやり、奮闘することが、未来に繋がるというメッセージを届けられるよう少しでも尽力出来ればと思います”というメッセージも出されています」(前同)

 三浦さんと佐藤が親友となるきっかけとなった、08年の初共演作『ブラッディ・マンデイ』(TBS系)も、『週刊少年マガジン』(講談社)の漫画が原作の作品。

 お互い30代となり共演は減ったが、俳優として順調にキャリアを重ねていた2人。いつか漫画原作の作品で、三浦さんと佐藤のW主演作品が見たかったーー。

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