■キャスト・ロケーション・台本で不信感

『女性自身』では、そこから多部サイドは制作サイドに不信感を抱くようになったと報じている。

「キャストだけではありません。前作のロケは横浜のあるビルで行われていたのですが、そこも続編では借りることができなくなってしまったといいます。また、台本も5話分まで用意して多部さんサイドに提示したそうなのですが、そこにも納得できないところがあったとか……。

 キャスト、ロケーション、台本と、3つの不信が重なり、それが大きな不満になって多部さんサイドが降板を申し出たのではと言われています。ドラマは失敗すれば、他にどんな問題があっても、その責任は結局は主演が負うことになります。それは、俳優としての評価につながり、今後の仕事に大きな影響を及ぼします。だからこそ、多部さんサイドの“作品の世界観を大事にしたい”という条件は理解できます。

 ただ、NHKサイドに立てば“もっと早い段階で言ってほしかった”という思いではないでしょうか。台本は5話分ができ上がっていて、収録日なども決まっていたといいます。にもかかわらず、2か月前のタイミングで“出られません”というのは、業界の慣例的にも禁忌でしょう」(前出の制作会社関係者)

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