■明らかな“内部犯行”

 9月24日、テレビ東京の定例社長会見が行われ、音声流出問題について石川一郎社長(63)は「社員を守るという観点で警察に相談している」と明かした。さらに、SNSでは犯人として複数のアナウンサー名前が挙がっていることについて「特定されていると言われていますが……」と詳細を明かすことはなかった。

 制作会社関係者は言う。

「この石川社長の会見が、テレ東社内では大不評だといいます。社長がこの件に言及したということは音声流出が“事実”だと認めたことになるわけですからね。また、まだ問題が解決に至っていない途中段階にもかかわらず“警察に相談している”と明かしたことにも疑問の声が上がっているようです。

 というのも、問題の音声を流出させた当該のツイッターアカウントは、いまだに削除されていないんです。警察に相談までしているのに、問題のツイッターアカウントすら止められてもいない。なんら事態は改善しているように見えないのに、不安を煽るだけになってしまっていると。本来なら、社内での問題が解決してから、警察に相談していたことを公表すべきですよね。

 ただ、アナウンス室のさらに発声室という誰にも会話が聞かれる心配がない環境だからこそ、森アナと池谷アナは悪口を言っていたわけです。その会話が盗聴されていたということは『週刊文春』が指摘するように、明らかに“内部犯行”ということですよね」(制作会社関係者)

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