■中途採用を始めたことで派閥が生まれ……
テレビ東京関係者はこう話す。
「テレ東のアナウンス部が“伏魔殿”と化した理由の1つがアナウンサーの中途採用だといいます。新人アナウンサーをイチから育てるのはかなり大変で、コストもかかる。せっかく育成した女子アナが、結婚などで退社してしまうケースも少なくない。そういった理由もあって、テレ東では、地方局などである程度実績を重ねた女子アナを中途で採用するようになったんです。
ただ、新卒でテレ東に採用された女子アナは1000倍近い倍率の試験を突破してきたわけです。そのようなプロパーの女子アナには、地方局から中途で採用された女子アナに対して“一緒にしてほしくない”という感情も芽生えがち。女子アナには自己顕示欲が強い人も多いですからね。プロパー社員と中途組で溝が生まれ、派閥が形成されるというのは自然な流れとも言え、そこから鷲見さんの不倫疑惑や今回の音声流出にまでつながってしまったという見方が強いんです。
このまま改善策がとられなければ、再びアナウンス部に所属する誰かの醜聞が流出したり、スキャンダルがリークされる事態となり、アナウンサー同士が疑心暗鬼になるなんてことになりかねません。そういった足の引っ張り合いに嫌気が差して、鷲見さんのようにテレビ東京を去るアナウンサーが続々と出てくるのではないかともささやかれていますね……」
「警察に相談している」というテレビ東京上層部は、伏魔殿と化したアナウンス部の闇を取り払うことができるのだろうか――。