北村匠海『カネ恋』リアル“疲れ顔”と“小学生”三浦春馬の絶妙バランスの画像
北村匠海

 見ていて感情が忙しくなる、ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系)。本当にいろんなことを考えさせられるドラマである。

 日常生活に使うおカネに対しては徹底して切り詰める、“清貧”女子の主人公・九鬼玲子(松岡茉優/25)がヒロイン。が、その節約スタイルがかなり細かく、ツイッターで「面倒くさい」などツッコまれている。

 私も第2話のポンデケージョ袋6個入りを3個ずつに分けて、イートインと持ち帰りで計算させようとしたシーンは「面倒くさい!」と思った。店員が消費税の差を考え、“こっそりイートインで食べても見逃しますよ”、と提案するも、玲子はシレッと「脱税にならないか?」と悩むのだ。うーむ、イライラする私のほうがお金に対してルーズになっているのか?

 玲子のキャラは、どうも私にコンプレックスを抱かせる。だからこそ、その玲子が15年間一途に片思いし続けている早乙女健(三浦翔平/32)に対し、ガスガス貢ぐシーンは大好きだ。「はっはっはっ使え使え。もっと貢げ!」と思って見ている。

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