収穫の秋がやってきたが、今年は例年以上に新米の味を楽しめそうだという。
「現在収穫されている今年の新米を食べ続けてきましたが、夏に晴天が続いたおかげで、豊作かつ品質が高いです。加えてコロナの影響で、価格が例年より約1割下がっていますので、今年はまさに当たり年です」
こう語るのは、全国200か所以上の田んぼに足を運び、“5ツ星お米マイスター”の資格を持つ米屋3代目社長の澁谷梨絵氏だ。では、お米のプロがオススメする新米銘柄とは?
「スーパーで手軽に買えるものでは、山形県の『雪若丸』と秋田県の『あきたこまち』です。雪若丸は、うま味の強い味わいで、粒立ちもしっかりしています。あきたこまちは粘り気が少なく、あっさりとした食感が楽しめます」(前同)
米屋や百貨店で扱っている銘柄では次の2つ。
「コシヒカリ以上にもっちりとした食感と、ふっくらした粒感が特徴の福島県の『福、笑い』。うま味が強く、品のある味わいの山形県の『つや姫』は、一度食べてみる価値ありです」(前同)