■「日本学術会議」について平井氏が誤情報

 10月5日放送の『バイキングMORE』に出演した、フジテレビ報道局解説委員室上席解説委員の平井文夫氏(61)の発言が大きな波紋を広げている。

 この日の放送では、菅義偉首相(71)が「日本学術会議」が推薦した会員候補105人のうち6人を任命しなかった問題を取り上げた。平井氏は日本学術会議を民営化すべきだと指摘したうえで、「(会員は)6年ここで働いたらその後、学士院というところに行って年間250万円の年金がもらえるんですよ。死ぬまで。みなさんの税金から。そういうルールになってるんです」と解説した。

 しかし、日本学術会議の会員は退任した後、日本学士院の会員になって年金が貰えるなどというルールは存在しない。

 そのため、翌6日の放送ではフジテレビの伊藤利尋アナウンサー(48)が、「昨日の放送について補足と訂正があります。昨日、日本学術会議を巡るニュースを扱った際、フジテレビ平井上席解説委員の発言が、学術会議の会員全員が学士院の会員になって、年間250万円の年金を受け取れるというような誤った印象を与えるものになりました」と、訂正と謝罪をしたのだ。

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