■その2:ライブの不誠実な説明

 2つ目の理由に、「誠実さ」が挙げられるという。事務所という後ろ盾がない錦戸には、これまで以上にキャラはともかく、ファンに対してはクリーンなイメージを求められるのだが……。

「武道館ライブはパフォーマンスそのものは素晴らしかったし、システム障害でスタートこそ遅れましたが、2日連続で大盛況ではありました。しかし、厳密には“ライブ”ではなく“ディレイ“すなわち、録画だったんです。10月27日号の『女性自身』(光文社)が事務所に確認したところ、” 予定していたスケジュールからの大幅な変更や当日雨天の関係もあり、当初より生放送ではなくディレイ放送という形を取らせて頂いております“と、実際は事前収録映像だったことを認めているんですよ」(女性誌記者)

 配信ライブが、実際はディレイだった、ということ自体は、そこまで珍しいことではない。カメラワークの演出に力を入れることもできるし、遅延や回線トラブルを避けることもできるメリットがある。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6