■坂上の刺客として送り込まれた平井氏が炎上

 視聴者からも「フジテレビの社員がフジテレビの番組内で堂々とデマを垂れ流して、なぜ他人に謝罪と訂正をさせて本人は知らぬふりなのか」「これは悪質な虚偽情報ですよね。平井という上席の解説員は何を根拠にこんな嘘の情報を、まことしやかに吹聴したのでしょうか?」と、平井氏への不満の声が続出した。

「この“誤解説”以降、平井氏は『バイキングMORE』に出演していません。以前の『バイキング』では、MCの坂上さんをはじめ、元宮崎県知事の東国原英夫氏(63)や元経済産業省官僚の岸博幸氏(58)が政権批判を連発。フジテレビ上層部が“あまりにも中立性を欠いている”と、番組のバランスをとるために送り込んだのが、政権寄りだとされる平井氏だったんです。

 これには“放送法”が大きくかかわっており、テレビは公平でなければいけないと定められていますからね。しかし、“バランサー”を担うはずだった平井氏自身が、炎上を引き起こしてしまった。

 平井氏は今、解説委員で日々、現場に出て取材をしてネタを取ってくるわけではないんです。一歩引いた立場で“見解”を述べるポジションで、永田町の最新の情報、裏話を取ってくるのは得意ではないでしょう。それが『バイキングMORE』ではそうした役割も期待されてしまっていたのかもしれません。

 先日の一件も、聞いた情報をよく裏取りすることなく番組で披露してしまったのかもしれませんね。今回の炎上事故は“起こるべくして起こってしまった”とフジ局内でも言われています。ただ、このまま平井氏が『バイキングMORE』から降板することはないでしょう。近いうち、番組に復帰すると聞こえてきています」(前出の制作会社関係)

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