大島優子
大島優子

アイドル食堂・第24回 マクドナルド

■ビッグマック大好き大島優子

 アイドルだってメシを食う。新型コロナで「ステイホーム」を強いられ、多くのアイドルも半ば休業状態。テレビが彼女たちの自宅での過ごし方を、セルフ動画で伝える光景にもすっかり慣れてしまったが、その主要コンテンツも自炊の様子だったりする。それこそ正真正銘の「アイドル飯」と言えなくもないが、個人的にはこの自炊称揚の傾向があまり面白くない。

 B級グルメ本で多少は知られるぼく自身、普段からせっせと自ら食事も作るので、外メシのありがたさが身に沁みているつもりだ。たまの息抜きだからこそ、シーンごとの外食の意義を痛感する。ところが、どの店も営業短縮を迫られる中、マクドナルドがゴールデンウィークの間、全店テイクアウトのみの営業にスイッチすると、どのチェーンも右へ倣えとなってきた。非常事態宣言は5月末まで延長されたので、この状況もまた継続することになる。

 まぁ、マックはテイクアウト前提のファストフードだから構わない。しかし、ロイヤルホストが持ち帰りのみというのは解せない。ロイホのメニューはファミレスにしてはゆったりした空間で、上質な食器で食すからよりおいしく感じるわけだ。イートインもテイクアウトも包装の変わらない、マックとは本質的に異なる。むろんロイホは雰囲気料のぶん、20%は割引するのだが……。

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