HKT48田島芽瑠イチオシの福岡ローカルおやつを君は知っているか⁉の画像
※画像は田島芽瑠のツイッターアカウント(@meru_chan_07)より

アイドル食堂・第29回 みかづき

■読書と食事が大好き

 アイドルだってメシを食う。小腹が減ったらおやつをパクッ、本を片手に饅頭なんぞモグモグ。至福の時でありんす。

 HKT48の初代センター、田島芽瑠は大変な読書家。2018年5月から小学館のサイト「小説丸」で書評の連載を毎月持っていて、今年の6月で26回を数える。取り上げた作家は森絵都、伊坂幸太郎、朝井リョウ、湊かなえ、辻村深月、山田悠介……とライト、ヘビーないまぜに今の日本の旬な作家を読み倒している様子。

 しかも、彼女はインスタグラムにモグモグショットばかり上げている、本連載にとっては超ありがたい、食いしん坊女神様なのである。現に「食べてる時が1番幸せ」と綴った、6月12日付インスタでは「クロワッサンたい焼き」をパクついている。

 これは築地銀だこの隠れたベストセラーだが、フォロワー店も一気に増えたので、スペシャル感がない。彼女は生粋の福岡県人、しかも市内育ちの言うたら博多っ子だ。博多名物の中ではなにを好いとるばい?

 水炊きにがめ煮(筑前煮)、辛子明太子や豚骨ラーメン、もつ鍋などは全国区の博多グルメだが、HKT48の曲『HKT48』の歌詞にも出てきて、ローカル番組タイトル(テレビ西日本『HKT48のごぼてん!』)にもなったごぼ天うどん、鉄なべに代表される一口鉄板餃子なんかも忘れちゃならない。およそ食に関しては、最も嬉しい出張先が福岡なのは譲れんけんね。

 彼女自身も、13年11月の『AKB48 グルメモ』でお気に入りをいくつか挙げている。「くせになるお好み焼」としてふきや、同じくローカルチェーンで天ぷらのひらお、「ランチならお得」と料亭の稚加榮の名まで出てきて、食通ぶりを顕示。

 彼女のグルメぶりはどうも父親譲りらしく、最近のTweetでは中州の焼き鳥の名店・信秀本店や、一口餃子の元祖と言われる旭軒、同じ博多天ぷらでもだるまの名もおすすめ内にあり、読んでいて思わず唾が沸いてくる。

 ふきやや稚加榮は未訪問だが、他はぼくも行った。旭軒の焼き置きの手羽、妙にビールが進むんだよなぁ。餃子は手延べの皮の食感が快く、肉は牛豚の合挽を使用し、あっさりパクパク行けてしまう。ひらおやだるまのちょっとごっつい天ぷらも、取り放題の塩辛と合わさって、飯を盗む盗む……。

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