“埼玉の狂犬”欅坂46小林由依「ドS」「ボヤキ」「キレ芸」を発掘した『欅って、書けない?』の5年間の画像
※小林由依/画像は本サイトの記事(https://exweb.jp/articles/-/74193)より

 10月4日(日)深夜に放送された『欅って、書けない?』(テレビ東京系)では、番組最後の企画となる「けやかけ大清算SP」の前編を放送。この回では原田葵井上梨名武元唯衣がMCの澤部佑と番組恒例の「モッツァレラチーズゲーム」で大声を出したり、佐藤詩織が「ヘッドホンガンガン伝言ゲーム」を通して土田晃之に感謝の気持ちを伝えたりする様子が放送され、番組5年間の集大成ともいえる「『けやかけ』らしさ」がたっぷりと詰まった回になっていた。

『けやかけ』はメンバーが成長する様子をデビュー前から5年間にわたって追ってきた、いわばグループの歴史そのものといえる番組であったが、数いるメンバーのなかでも特に「5年間の変化」を感じさせてくれたのが1期生の小林由依だろう。

 この回、小林は番組冒頭から「(2期生に「ぽん」と呼ばれるのは)今後の関係性に影響が出る」と後輩を怖がらせる発言をしたり、武元・井上に「ぽんぽん!」と呼ばれたときに怒って帰ろうとしたりといった「キレ芸」で大活躍していた。

 しかし、ひと昔前の彼女は今とは全くといっていいほどキャラクターが違っており、2017年10月1日放送回(「新フロントメンバー 石森・尾関・土生のもっと私を掘り下げて!」)の時点では、同期の石森虹花から「理想は小林のように大人しくてカワイイキャラ」と憧れられるような「正統派アイドル」のポジションに居たのである。

 また、小林は今から約8か月前の2020年2月10日放送回(「バレンタイチョコで1期2期の関係性を知ろう!」)では、自分のロッカーだけ特徴がない(番組スタッフに特徴を捉えてもらえていない)ことを悲しんだりもしていた。

 しかし、そんななかその2か月後に行われたフィーチャー企画「ごめん、悪かった… 改めて知りたい!小林由依」(4月13日放送)をきっかけに、それまでファンにしか知られていなかった「埼玉の狂犬」ぶりが番組内でも出てくるようになり、長い年月を経て現在のようなキャラクターへと進化していったという歴史があるのである(もちろん5年間でキャラが大きく変わったとはいっても、小林の「性格そのもの」はデビュー当時から変わっていないのだろう)。

 メンバーの変化を楽しむことはアイドル番組の醍醐味のひとつともいえるが、グループ1の正統派から「ドS」「ボヤキ」「キレ芸」といった様々な技を駆使するようになった小林は、今後バラエティでも主要メンバーとして活躍していくに違いない。

(文・鎌形剛)

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