■8時間生放送の『お笑いの日』も大成功

『水曜日のダウンタウン』は、世帯視聴率はそれほど高くはないものの、若者層の個人視聴率は高く、加えて多くの若者がSNSなどで話題にし、放送直後から番組の内容がネットニュースで取り上げられることも少なくない。

「『オオカミ少年』を担当している制作会社も『水曜日のダウンタウン』と同じです。また、ダウンタウンの2人は9月26日には8時間にわたってお笑いだけにフィーチャーした番組『お笑いの日2020』でもMCを務めましたが、こちらも視聴率が大変良く、放送された全時間帯でトップを獲得したとか。評判も抜群で、早くも来年の放送が決定したといいます。お笑いだけで8時間特番を成立させたことには、他局のバラエティ番組関係者にも衝撃が走り、またそれができたのは“ダウンタウンの看板があったから”という話になっていました。

 また、浜田さんの相方の松本人志さん(57)は、単独で『IPPONグランプリ』や『人志松本のすべらない話』などのキラーコンテンツを生み出してきましたが、10月24日には『まっちゃんねる』(すべてフジテレビ系)という新たな実験的番組にも挑戦しています。

 松本さんといえば、Amazonプライムビデオでも『ドキュメンタル』を始めたり、57歳を迎えた今も、自分からアイデアを出し、若手の演出家やディレクターと一緒になって新しいことに挑戦し続けていますよね」(前出の民放キー局ディレクター)

 超大御所となった今も、安定を求めず新たな試みを続けるダウンタウン。その姿勢が、若い視聴者の心もつかんでいるということか。

「視聴率の見方が変わり、世帯視聴率よりも個人視聴率、特に若者層の数字が重視されるようになり、そこでダウンタウンの評価がまた上がったと言えるでしょう。

 さらに、ダウンタウンには、『NHK紅白歌合戦』に次ぐ大晦日の国民的番組、日本テレビの『絶対に笑ってはいけない』シリーズもある。幅広い層の人が見てくれる『絶対に笑ってはいけない』、ファミリー層、高齢者層も大好きな浜田さんMCの『プレバト!!』、そして『水曜日のダウンタウン』など若者層から熱い支持を受ける番組、全世代を押さえているのがダウンタウンは、現代のお笑い界の最強アイコンでしょう。来春始まるという浜田さんの『オオカミ少年』も、そんなダウンタウンの“ブランド”に期待している部分はあるでしょうね」(前同)

 ダウンタウンがトップに君臨するお笑い界の序列は、まだまだ変わることはなさそうだ。

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