■アニバーサリー、五輪も関係ない『紅白』出場

 驚く声もあったミスチルの出場。なぜ2020年の『紅白』出場者に名を連ねることになったのか。

「ミスチルには『名もなき詩』『innocent world』など数々の名曲があります。ヒットした新曲がなくても、過去の曲やヒットメドレーだけで、十分に視聴率が見込めるでしょうね。それだけに、NHK側も2008年以降、断られ続けても積極的に声をかけていたはず。

 それなのに、アニバーサリーイヤーでもなければ、前回と違ってNHKの五輪関係の曲も手掛けていない2020年になって首を縦に振ったというのは、もしかしたらCDセールスの不調が関係しているのかもしれません」(レコード会社関係者)

 ミスチルは今年3月4日にCDシングル『Birthday/君と重ねたモノローグ』、9月16日にドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系)の主題歌『turn over?』を配信でリリースしている。

「『turn over?』は、7月に亡くなった三浦春馬さんが出演する『カネ恋』の主題歌だったこともあって、話題にはなりました。ただ、の『Whenever You Call』が同週に配信されたせいもあってか、9月23日発表の『オリコン週間デジタルシングル(単曲)ランキング』など、ウイークリーチャートの首位は嵐に持っていかれてしまいました」(前同)

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