■優勝ある!?  超期待の3組!

 準決勝に進出したコンビの中から、特に押さえておきたい新スター候補3組を、お笑いライターに挙げてもらった。まずは、ダウンタウンナインティナイン千鳥らが歴代優勝者に名を連ねる、売れっ子の登竜門『ABCお笑いグランプリ』の現王者・コウテイ

「コウテイの2人もまだ20代ですが、令和ブレイク芸人の筆頭との呼び声も上がっています。コントもできる技量があるのですが、魅力はやはり漫才。セオリー無視で我が道を行くタイプです。会話のテンポは独特で唯一無二。ゆるさがありながら、ここぞのタイミングでテンポをつけて一気に畳み掛けてくる。かと思えば、途中に歌ネタを織り交ぜてきて、ネタの展開が自由すぎるのが魅力です。

 ボケの下田真生(27)の立ち回りはどことなく、霜降り明星のせいや(28)に似ているような気もしますが、掴みどころがなく、つい目を奪われてしまう。そして、ツッコミの九条ジョー(26)は“ズィーヤ!”という、いつか流行語大賞の候補に選ばれそうなキャッチーなフレーズで、笑いを誘ってきます。

 一本の漫才で、ありとあらゆる笑いを織り交ぜてくる。まるでナックルボールのようなお笑いです。もし決勝に進んだら、順位に関係なく、昨年のぺこぱが与えた以上の衝撃を世間に与えるでしょうね」(お笑いライター)

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