中村倫也、松下洸平、磯村勇斗「秋ドラ3大塩顔」ファン急増の“ドハマり沼”力!の画像
中村倫也、松下洸平、磯村勇斗「秋ドラ3大塩顔」ファン急増の“ドハマり沼”力!の画像

 10月からスタートした秋ドラマもそろそろ終盤戦に突入。近年、復活の兆しがうかがえる恋愛ドラマが豊作となった今期、演技派俳優たちの胸キュンな演技合戦が加速度を増している。

 中でも今クールには、『この恋あたためますか』(TBS系)の中村倫也(33)、『#リモラブ~普通の恋は邪道~』(日本テレビ系)の松下洸平(33)、『恋する母たち』(TBS系)の磯村勇斗(28)と、令和を代表する旬な“塩顔”俳優たちが勢ぞろい。

 あっさりした薄顔好きにはたまらない、食欲ならぬ「トキメキの秋」となっているのである。とはいえ、当然ながら劇中のそれぞれのキャラクターは全く異なっており、役者本人も三者三様の魅力を持っている。秋ドラマの役柄を通じて、彼らが視聴者を惹きつけてやまない沼要素に迫ってみよう。

 まずは、18年度上半期朝ドラ『半分、青い。』(NHK)での本格ブレイクで、名バイプレーヤーから主役級俳優となった中村。彼が今回の『恋あた』で演じているのは、わかりづらい優しさを持つ浅羽拓実という男だ。昨夏は同じスタッフが手がけた『凪のお暇』(TBS系)で演じたメンヘラ製造機ゴン役が話題を呼んだが、今回の浅羽も、“無自覚にヒロインを翻弄しまくる罪な男”(ある意味で、ゴン以上かもしれない)。中盤以降、クールな浅羽の人間味がのぞくシーンが増えており、これからますます中村の本領が発揮されるはずだ。

 
 
 
 
 
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 中村はこの役に「『何を考えているかわからない』と言われ続けてきた僕自身の要素を加えた」と明かしており、同ドラマの中井芳彦プロデューサーも、インタビューを通じて「中村さんの本当の気持ちを見てみたいと思った」と語っている。

 中村に対してどこか“”つかみどころのない印象を抱くのは、視聴者だけでなく、我々よりもっと身近にいるはずの人々も同様のようだ。

 さらに、飲み仲間の女優・小池栄子(40)は中村を究極の人たらしと称し、「優し“すぎて”、女の子に勘違いさせてしまうところがある」と苦言を呈したほどで、ファンの間では“中村倫也自身がメンヘラ製造機なのでは?”とささやかれているらしい。

 バラエティ番組に出れば気の利いたコメントで笑いをとり、歌を歌えばイケボで美声を響かせる。ステイホーム中にYouTubeを通じて配信された「中村さんちの自宅から。」では、手慣れた様子で料理をつくったり、ゆるい雰囲気でビールをぐびっと飲んだりして、圧倒的な彼氏感を漂わせる。

 かと思えば、CMで上野樹里(34)を相手に「早く帰ってきてください!」と弱々しく叫んだり、ドラマではクールに元カノを抱き寄せてみたり。前髪あり、なしで雰囲気がガラリと変わることも一因かもしれないが、とに......かく自己プロデュース力に長けている感のある中村。どれが本当の中村倫也なの?と気になり始めた瞬間が、沼の入口なのかもしれない。

 一方、松下の魅力といえば、穏やかな人柄をうかがわせる柔らかな声としゃべり方にある。一部では前述の中村と似ているとも言われているが、中村が声色に若干の色気をはらんでいるのに対し、松下はややハスキーな温かみのある癒し系ボイスだ。幼少期から音楽や芸術に親しんできたという彼は、「ペインティング・シンガーソングライター」という肩書きで2008年にメジャーデビューも果たしている。ピアノやギターをたしなむほか、絵画、ダンスも特技とするアーティスティックな多才ぶりにも驚くが、今年3月まで放送された朝ドラ『スカーレット』(NHK)の八郎役で、役者として本格ブレイク。

 SNS上では「#八郎沼」というハッシュタグが出現するほどの人気を呼んだ。そんな松下が今回の『#リモラブ』で演じるあおちゃんは、松下自身のイメージとも重なる、“田舎出身の実直で素朴な好青年”。序盤は徹底した草食オトコぶりに物足りなさを感じるぐらいだったが、第6話では、波瑠(29)演じるヒロイン・美々に「好きです」とまさかの壁ドン返し。急に男を見せたあおちゃんに、視聴者は大いに沸いた。

 『スカーレット』で共演した戸田恵梨香(32)も、松下について「天然なところがある」と暴露しているが、今回のあおちゃんという役は、松下自身ともどこか通じるところがあるのかもしれない。黒目がちな瞳にふにゃっとした笑顔殺伐とした......コロナ禍で、彼に癒される女性ファンが急増しているというのもうなずける。

 最後の磯村は、次世代カメレオン俳優の筆頭候補。昨年4月期、西島秀俊(49)と内野聖陽(52)がW主演を務めた『きのう何食べた?』(テレビ東京系)で演じた同性愛者の青年・ジルベール役のハマりぶりが記憶に新しいが、彼が最初に注目を浴びたのは、17年上半期朝ドラ『ひよっこ』(NHK)での好青年・ヒデ役だ。そして、翌年10月期の『今日から俺は!!』(日本テレビ系)では一転、金髪オールバックといういかめしい風貌で挑んだ極悪非道な不良・相良役が「カッコいい!」と話題を呼んだ。

 デビューしてわずか6年ながら、普通の青年から凄みのあるヒール役まで演じ分けられるふり幅の広さで、作品のたびに全く異なる顔を見せてくれる。そんな磯村が新たな魅力を炸裂させているのが、『恋する母たち』の赤坂くんだ。

 第3話では、吉田羊演じる年上のキャリアウーマンを“仁王立ちで全裸待機”して押し倒すというトンデモシーンが描かれたのだが、磯村のバキバキに割れた肉体美効果も相まって、大いに視聴者の胸キュン(と笑い)を誘うことに成功。結果的に、他の相手役キャラクターを凌駕するインパクトを残してしまった。

 最近は、やや赤坂くんの出番が少ないのが残念だが、この先“全裸待機”超えのシーンがあることを期待したい。

 一方、磯村は出演したバラエティ番組で“幼稚園の女の子を全員並ばせてキスをしていた”という肉食系のモテエピソードを披露したことも。中村、松下とは異なるどこかやんちゃな雰囲気も、磯村本人の魅力の1つかもしれない。

 このように全く異なる引力を持つ3人だが、共通する点もある。全員が、演じるキャラクターの魅力を何倍にも増幅させ、視聴者をフィクションの中に“沼入り”させてしまう力を持っている。それに加えて、演じる本人が女心をくすぐる要素を兼ね備えているとあらば、世の女性たちが惹きつけられないわけがない。

 果たして、浅羽、あおちゃん、赤坂くんの顛末はいかに――。季節は間もなく冬。沼にどっぷりつかって暖をとりながら、それぞれのラストを見届けよう!

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