■特撮で演技に目覚めた二人

 満島は12年の『朝日新聞×マイナビ転職』のインタビュー企画で、当時『マックス』も担当していた特撮界の巨匠・実相寺昭雄監督に「君、芝居を続けるといい。役者に向いているよ」と言われたことで、「その言葉で変わりました。とにかく役者をしっかりやろうと思いました」としている。

「佐藤も『電王』について18年に“ほぼゼロから全てを教えていただいた僕の原点”と映画『平成ジェネレーション』出演時にコメントしています。ある意味、似た者同士かもしれません。ダンスについても同じことが言えますね」(専門誌記者)

 佐藤は、高校時代ブレイクダンスに青春を捧げていた。16年10月の『週刊女性』(主婦と生活者)のインタビューでは、「学校が終わったら友達と駅に集まって、終電の時間まで練習して……。だから毎日すごく眠かったですよ(笑)」としている。

『電王』でも特技のブレイクダンスを生かした演技もあって、当時のメイキングでも「ハートですよ、ダンスは!」としていた。

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