■羽田の強硬姿勢に「恨まれるのは嫌だ!」
結局、鈴木が折れて、一行は羽田の言う通り天白へと進む決断を下した。
「バスに乗るまでの間、足の痛みがあった鈴木を田中が心配したのですが、鈴木は“足痛いです。痛いです”とぶっきらぼうに言うと、“(羽田が)言うこと聞かないもん。人の話聞かないもん。こっちが恨むのは良いけど、恨まれるのは嫌だ”などと羽田への恨み節が飛び出しました」(前出のテレビ誌ライター)
鈴木は文句を言いながらも、天白まで進んだ後、松坂までの数キロの道のりを歩いて宿を見つけて、2日目は幕を閉じた。
「3日目はそれまでと比べて順調にバスに乗れ、4日にも朝から順調に和歌山県内入りできました。しかし、結局は和歌山・串本町内でギブアップ。残念ながらゴールとはなりませんでした」(前同)
無念のゴールならず。そこで鈴木は、意外なリアクションを見せたのだ。
「ビックリしましたね。鈴木は旅の感想を聞かれ、誰も想像していなかったであろう言葉、“正直楽しかった”と言ったんです。羽田のゴール邁進の姿勢に散々文句を言っていたのに、ニッコリと笑って話したので、鈴木のコメントに羽田も“まさか”と反応。
さらに鈴木は、“けど、悲しい”と、顔を抑えて涙まで流し始め、“お別れするのが寂しい”とまで言いはじめたんです」(同)