明智光秀は108歳まで生きた!?“ご長寿”戦国武将たちが食べていたモノ15の画像
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 戦国武将たちが戦の際に携帯していた“陣中食”は、現代でいうサプリメントにあたり、コロナ対策で重要となる、免疫力アップが期待できるという。その食事の数々を、紹介しよう。まずは、種を取った梅干しを乾燥させた水乾丸だ。

「昔の人も戦で泥水をすするなどすると(細菌等に感染し)、病気になると体験的に知っていた。その予防のために口の中を乾かさないことが大切。酸っぱいものを食べると殺菌作用がある唾液が出て、口の中が潤うと理解していたようです」

 こう話すのは、近著に『美女が長寿食を好む理由』(春陽堂書店)がある食文化史研究家の永山久夫氏だ。

「それに梅干しの酸っぱさの元であるクエン酸は新陳代謝を促し、細胞の老化を防ぐ。88歳まで生きた北条早雲は梅干しを欠かさず食し、男の子が生まれるごとに、庭に梅の木を3本植えさせたといいます」(前同)

 続いては、カツオ節入り味噌汁。家康に仕えて江戸幕府の成立に尽力し、“天下のご意見番”として知られる大久保彦左衛門(80)が生涯、愛したという。

「携帯したカツオ節と味噌に湯を注いだもの。カツオ節にはアルギニンや亜鉛が多く、免疫力が高まる。亜鉛不足だと、コロナからの回復力が遅いという専門家の研究発表も」(同)

 “軍神”上杉謙信(48)などが常用したのが兵糧丸だ。

「米やそば粉、きな粉などの炭水化物を団子にして干したもので滋養強壮に効果があります」(料理研究家)

 一方、餅を好んだのは、毛利元就(74)。

「米にも含まれますが、濃縮している分、餅に多く含まれるアルギニンは免疫力アップに加え、精子の主要成分にもなり、戦闘力が増します。この餅を兵糧用に使い、毛利は厳島の戦で大勝利を収めたといいます」(前出の永山氏=以下同)

 同じく、男をやる気にさせるのが、武道書『葉隠』で有名な佐賀藩祖、鍋島直茂(81)が好んだイワシの塩焼きだ。

「おいしいだけでなく、頭ごと食べれるのがいい。このイワシの頭にもアルギニン、亜鉛が豊富。亜鉛には動脈硬化を予防・改善する働きがあるんです」

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