■移籍で見えた松陰寺の決意
フリーランスになるという道もあった中、2人は新たな所属先を探すことになった。
「相方のシュウペイ(33)は、ネプチューンやハライチらを擁するワタナベエンターテインメントへの移籍を提案したそうです。シュウペイとしては、大手で老舗のナベプロのバックアップを受けて、活躍の場が増えないか、と考えていたようです。
しかし、これに松陰寺は異を唱え、ナベプロより規模が小さいサンミュージック入りを望んだといいます。当時、結成から11年が経ち、後がない中、できるだけ事務所に頼らず、自分たちの力で這い上がるためにも、サンミュージックが良いと考えたそうですよ。
また、カンニング竹山さん(49)をはじめ、スギちゃん(47)のように、他の事務所から移籍した芸人たちが活躍していることも念頭にあったようです」(前出の放送作家)
こうしてサンミュージックに移籍した、ぺこぱのその後の活躍は言うまでもないだろう。
「松陰寺が何も考えず、シュウペイの望む通り、ナベプロに行っていたら、また違った道が待っていたかもしれません。松陰寺の自分たちで何とかしようという思いが、現在のブレイクにつながったと言えるでしょうし、今後も、攻めの姿勢でお笑い界を盛り上げてくれるのではないでしょうか」(前同)
ぺこぱの未来、悪くないだろう。