石原さとみが結婚で覚醒?「スッピン」「淡々」の演技に絶賛の声の画像
石原さとみ

 石原さとみ(34)主演の新春ドラマスペシャル『人生最高の贈り物』(テレビ東京系)が1月4日に放送され、今までにない役柄を演じた石原に、多くの視聴者から称賛の声が寄せられたようだ。

 このドラマは、NHKの連続テレビ小説ひよっこ』や『おひさま』など、多くの人気ドラマを手掛けている岡田惠和(61)が脚本を担当。余命宣告を受けた主人公の田淵ゆり子(石原さとみ)と、父の笹井亮介(寺尾聰/73)の物語。

 元大学講師の翻訳家・笹井は妻に先立たれ、東京都豊島区の鬼子母神堂の裏手にたたずむ、小さな洋館で暮らしている。一方、ひとり娘のゆり子は長野県安曇野ののどかな町で、父の元教え子で教師の夫・田渕繁行(向井理/38)と暮らしていた。

 ところがある日、ゆり子が父のもとに帰ってくる。連絡なしの突然の帰省に驚く笹井が理由を聞くが、ゆり子はいっさい語ろうとしない。これまで“父と娘”の会話をろくにしてこなかったため、2人の間にはぎこちない雰囲気が漂ってしまい……という展開。

 設定だけ見れば、お涙ちょうだいのありがちな感動ドラマだと思われるかもしれないが、本作はいい意味で裏切ってくれる。まるで1本の良質な映画を見たような、あたたかくて深い余韻が味わえるドラマだ。

 視聴者もツイッター上で「泣けるってより、じーんとした」「淡々としていて、かわいそうな父と娘のお話になってなくて良かった」「父娘関係やまわりのあたたかい人々を表現していくのが良かった」などと、抑制の効いた演出と演技に引き込まれていた。

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